アドラー心理学!引きこもりは行為レベル!存在レベルを認めて!
2018/07/04
アドラー心理学
引きこもりサポーター養成講座で、アドラー心理学を知りました。
アドラーは、オーストラリア出身の精神科医・心理学者です。
自分の子供が引きこもってしまった時、親として何をすれば良いのか考えます。
治療法はありません。すべき事は〔支える〕という事だと習いました。
簡単な言葉ですが自分に置き換えて考えると何をすれば良いのかなぁ〜って
考えてしまいます。
行為レベル:引きこもっている本人の行動。
存在レベル:引きこもっている本人がここに存在し生きているという事。
どういう事?わかりにくいなぁーなんて思いながら講義が進んでいく(@_@)
引きこもって外に出ない・学校に行かないは悪い行為レベル。
学校に通う・働くは良い行為レベル。
良い行為レベルでも悪い行為レベルでも、それに惑わされないのが存在レベル。
存在レベルとは生きている事。生きていれば先があり希望や可能性もある。
行為レベルがどうであっても生きている・存在している事を認め全肯定し支える。
って理解したんですが正解なのかなぁ〜?
引きこもった子供を持つ親は、この考え方を持つのはとっても難しい。
このまま社会に出れないと親自身・子供の存在すら誰からも忘れられて、無かった物の様に扱われるのではないかと不安になる。
第三者や公共機関に相談する事がやっぱり大切だと思います。
心が折れてもアドラー心理学の考え方を呪文のように言い聞かせてくれる相談相手が必要です。自分ではなかなか考え方を修正するのは難しいものです。
アドラー心理学による良い・楽な人間関係を作るための考え方です!
項目ごとに違いを書き出したものを私なりに解釈したものです。
アドラー心理学 尊敬。
相手の地位や能力・状態や行動に関係なく無条件に相手を尊敬して
節度を持って接する。
旧来の考え方 尊重。
相手が自分より地位が高く能力が高いと判断した時だけ尊重する。
劣っていると判断するとぞんざいに扱う。
アドラー心理学 信頼。
基本的に相手を信じて、相手の行動の背後に良い点を見つけようと
する。相手には能力があると認める。
旧来の考え方 信用。
基本的に相手を信じないで、常に相手の行動を観察してそれによっ
て信用するかどうかを決める。相手の能力を疑う。
アドラー心理学 協力。
頼まれない限り相手の人生に口や手助けはしない。
頼まれれば出来るだけ援助する。
旧来の考え方 保護・干渉
頼まれているかどうかには関係なく自己判断で相手の人生に手や口
を出す。
アドラー心理学 共感。
相手のおかれている状況・考え方・意図などに対等の人間として
関心を持つ。
旧来の考え方 同情。
自分が相手より上位にあると見下しながら相手の感情に対して
感情的になりわかったつもり、通じ合えたつもりになる。
アドラー心理学 話し合い。
調整の必要があれば冷静・理性的に話し合い合意するように
努める。
旧来の考え方 思いやり。
言葉で話し合わずに暗黙に合意することを重視し相手にも
自分の考えを察するように求める。
アドラー心理学 平等。
各人の個性を認め各人が自分の行動に責任をとって他人に迷惑を
かけない限り最大限の自由を認める。
旧来の考え方 無差別。
全員一律でなければならないと信じ個人一人一人の違いや好みを
無視して同じ事をさせようとする。
アドラー心理学 寛容。
自分の考え方・価値観は絶対的なものではない事を認識して他者を
自分のものさしで測る事をしない。他者に自由を認める。
旧来の考え方 独善。
自分の善悪良否の基準を絶対的なものだと思い込み、他者を
そのものさしで測り、強要する。
アドラー心理学 主張的。
感情的になる事なく冷静に主張するべき事を主張し、しかも相手を
傷つけないように配慮する。
旧来の考え方 攻撃的・非主張的
感情的になって要求を通すか、その逆で相手を傷つけない為に
要求をしないでおく。
このように、旧来の考え方をアドラー心理学の考え方に変えることで人間関係が円滑になるんだろうなぁ!
結局は私自身の考え方を少し角度をかえれば良いんだなぁ〜って思いながら先生の話しを聞いていました。
今現在、家族の中に引きこもりの人がいる場合。
友達と上手く関われない人。他人と話していると喧嘩になりがちな人。
すぐに人と比べて卑下してしまう人。
私も含めて参考にしてみましょうo(^▽^)o